よくいただくご質問
教会に行ったこともなければ、聖書も持っていません。
そんな人でも教会に行ってよいのですか?
もちろんです。
教会は、すべての人のためのものです。どんなクリスチャンであっても、最初はキリストのキの字も知らないほど、何も分からないのです。
聖書や賛美歌集など、礼拝で使うものはすべて教会に準備があります。なんの予備知識も必要ありません。むしろ、そのような曖昧な情報がないほうがよい、とさえ言えるかもしれません。一度、教会・礼拝の場に身をおいてみてください。キリスト教は書物で学ぶものではなく「体験するもの」です。
一度教会に行ったら、すぐ信者にならなければいけないのですか?
いいえ。そんなことはありません。
信仰は強制できませんし、強いるべきではありません。一度教会に来たらその後しつこく勧誘が来る、そんなことも致しません。ご住所をお伝えくださった方にはクリスマスやイベント等のお知らせをさせていただくかもしれませんが、あなたのご都合やお心にご配慮致します。どうかご安心ください。
また、もしあなたが、以前は教会に行ったけれど、しばらく離れてしまって行きにくいなぁ…とお思いの方でしたら、気にせずどうぞいらしてください。何年経っていようと、教会はあなたの居場所です。
礼拝に行くときは、どんな服装いけばよいのですか?
平服(普段着)で結構です。
そう言われて普段着で来てみたらみんなカチッとした服装だった、なんていうことはありません。ご心配なさいませんように。
小さな子どもがいるのですが、大丈夫でしょうか?
どうすればクリスチャンになれるのですか?
洗礼を受けることで、クリスチャンになります。
まずは、礼拝にいらしてください。そして牧師にも相談してみてください。必要に応じて、聖書の学びや信仰の学びをしましょう。何よりも、礼拝において神の言葉を聞き、一緒に祈り、讃美歌を歌うこと、実際に信じて生きている人々の背中を見ること、 最初はこれらが大事です。このような願いを与えてくださったのは神さまなのですから、安心して備えてまいりましょう。
礼拝の中で、信者の人とそうでない人との区別は何かありますか?
ありません。
礼拝では、皆が同じ言葉を聞き、同じ讃美歌を歌います。神の前では、すべての人が平等です。
ただし、一つだけ、特別な場合があります。
礼拝の中で、月に一度くらいですが、『聖餐(せいさん)』という礼典が行われることがあります。小さなパンのかけらと小さなグラスにつがれたブドウ液を受ける儀式なのですが、これは「最後の晩餐」の席でキリストが弟子たちに指示したもので、教会は古の日よりこれを大切に受け継いできました。これにつきましては、洗礼を受けた信者のみが対象となるものです。とは申しましても、これはすべての人々が神によって招かれていることのしるしでもある礼典です。ぜひ教会が受け継いできた大切な儀式を間近でご覧くださり、キリスト教のエッセンスを感じ取っていただきたいと思います。
礼拝に出たら、参加費や会費などを払うのですか?
いいえ。会費も参加費も不要です。
ただし、礼拝の中で任意の「献金」をおささげします。
「献金」とは何ですか?出さないといけないのですか?
献金とは、文字通り、お金を献げることです。わたしを救い、生かし、養い、守ってくださる神に、自分自身をお献げする「感謝と献身のしるし」として献金をいたします。ですから、もちろん強制ではありません。初めての方や、意味をまだ理解しにくいと思われる方はご辞退いただくことができます。また、おささげするとしてもその額はまったくの自由です。どうぞご安心ください。なお、ささげらた献金は大切に管理され、主として教会維持のために用いられます。
無理に何かを買わされたりしませんか?
絶対にそのようなことはありません。
このようなことをご質問されるのは、きっと「宗教」に対して何がしかの疑念がおありなのでしょう。お察し致します。
献金の額の多少や、何か高額な宗教用品を買った買わないということによって救いの内容が変わる、などと教える宗教は、断じて信じてはならないと思います。キリスト教会と銘打っていても、もし、そのような教えをしているならば、それは正しい教会の在り方とはかけ離れた集団です。違和感を覚えたら早めにご相談ください。聖書には、そのような教えは一切ございません。
讃美歌を知らなくて、歌えないのですが…
大丈夫です。
讃美歌は、神をたたえる歌であると同時に「祈り」でもあります。歌えなくとも、歌詞を追いながら、ささやくようでも、声には出さなくとも、会衆の歌声に心合わせてくださればそれでよろしいのです。
初めて教会に行くときは、事前に電話をしたほうが良いですか?
紹介をしてほしくない。あまり人と話したくない。名前や住所を知られたくないのですが…
プライバシーにかかわること、またあなたのパーソナリティーにかかわることは、心して丁寧にご配慮させていただきたいと考えております。どうかご安心ください。
また、何か心配事や特別のご事情があれば、牧師や伝道師や長老にご相談ください。職務上、絶対の守秘義務があります。秘密は絶対に口外しません。
聖書や讃美歌集はどこで買えるのですか?
大規模な一般書店であれば宗教書、人文書のコーナーにあるはずです。
インターネットで検索すればすぐに購入できますが、翻訳や大きさなどの種類があり、不慣れな方はどれを選べばよいか分かりにくいかもしれません。やはり教会にご相談くださるとよいでしょう。
参考までに、わたしたちの教会で使用している聖書は、
「聖書 新共同訳」と検索していただければインターネットのショッピングサイトなどでヒットします。